泡沫。
2019年12月15日。
Yahoo!ブログ、閲覧可能最終日。ついに来てしまいました。
はじめて投稿した日のことを今でも鮮明に覚えています。
あの頃は名前もアイコンも違いましたね。当時からのお付き合いの方もまだいらしてとてもうれしい限りです。
いただいたコメント、全1088件。その一言一言がとてもうれしかったです。
始めたばかりの頃は、まだ何が何だかわかりませんでした。ですが日が経つにつれ、知り合いの方が増えコメントが増え。気が付けば、1088件。残せなかったのがとても残念。
今思うと稚拙な返信ばかりでもうしわけないなと思うことも。でもそれも、思い出。
自分が死ぬまで終わることはないだろうと思っていたYahoo!のこのページも、ついに明日で終着駅。 2002日、あっという間でした。
忘れ物が多すぎて、さようならって、言えそうにないな。
”https://blogs.yahoo.co.jp/orihika4101/MYBLOG/yblog.html” 永遠に。
別れの季節に咲く。【2019 北海道②】
昨日の嵐電1日フリー切符の旅。折角なので、もうすぐ解体される北野白梅町電停に立ち寄ることに。
築60年を超える鉄骨むき出しの荘厳なドームにぽつぽつと輝く照明。心なしか夜空に浮かぶ星の様に見えました。
電車が来ない間、今出川通りの喧騒からは想像のつかない静寂が訪れる。
少し息苦しさを感じるけれど、辺りの暗さがそれを緩和してくれる。
電車が来ると束の間の賑やかな時間が。そしてまた、静寂の空間へ。
路面電車の駅でこんな雰囲気の場所。初めてでした。
初夏にしては涼しすぎる北野白梅町を後に。
動き出した電車の中からさよならを。
今はもう、この線路も。あの静寂も。星空に見えた高いドームも。
桜は出会いの花、梅は別れの花。
今日は白梅と名のつく駅とお別れを。
次は桜の咲く頃に、新たな出会いを求めて来ようかな。
さよならを言うには、短すぎる滞在でした。
(すべて 2019/9/5 撮影)
↓ 続きです
嵐電1日フリー切符。【2019 北海道①】
この夏。いつものオタク仲間で18切符を使って北海道まで行ってきました。
回顧録です。今年の写真、今年のうちに。
昔は「全員広島発」なんてことをしていたのですが、所在地がバラバラになってしまった今では大阪に集合なんてこともざらになってしまいました。
とりあえず初日は大阪まで単独行動。夜に合流して翌朝大阪を始発で出よう。そういう計画でした。日本狭い。
大阪近辺で1日暇ともなると、考えられる選択肢はまあ無数にあるわけで。
大津、阪堺、叡山、京阪...と誘惑は多かったのですが、いろいろな話を小耳にはさんでいた嵐電を訪ねました。
前に嵐電にお邪魔したのは相当昔のお話になってしまいます。
あの時は平日朝しか動かなかったモボ501形を夢中で追っかけていました。
未熟な写真でも残しておく価値はあるものだな、と。最近になって思います。
もう4年前の話なんですね。
ここでらーめん休憩をはさんだ記憶。とてもおいしかった。
実は今夏、D3300にくっついてきた標準レンズキットを破壊してしまいました(物理的に)。
レンズは1本ぐらい買っとくべきだと思ってはいたのですが、思わぬ形で「買わざるを得ない」状況に陥りました。そんなこんなで今は70-300を常用しています。撮りたいものがちゃんと撮れる。
とにかくたのしい。たまにピントが逃げるけど。まあそれはご愛嬌。
買うのを一時期渋っていたのですが、その間に逃した景色を思うと...。
カメラへの投資に歯止めがかかりません。やっぱり懐が痛い。
紫色は正直あまり好きではなかったのだけれど、一日真剣に向き合うところころと表情を変えてくれて可愛いもんです。どこぞの3連接低床車もちゃんと撮っとけばよかったな...。紫とはちょっと違うけど。
この写真を撮影した後でお友達の家に転がり込みました。数年ぶりの嵐電探訪、めちゃめちゃ楽しかった。
この日使った嵐電1日フリー切符。どうやら販売中止になってしまったようです。
結局、嵐電のフリー切符は1回しかお世話になりませんでした。また復活してくれないかな...。
この日のフリー切符は大事に保存しておこうと思います。
夏の遠出の思い出の欠片に。
(すべて 2019/9/5 撮影)
↓ 続きです。
黒文字の「西広島」
いつものように(?)宮島線をうろうろしていた月曜日。
電車に乗ろうと思い待っていたところに、運転士さんより車両故障の案内が。
これはあれだな。2単だな。ということで市内へとんぼ返りしました。
紙屋町東にて、大当たり。
2本あるうち、先行は1902号。
駅伝臨時も近い季節ではありますが、あちらは軽快だらけなので...。
場所を移して後続の1914号を。1914号、いったい君はどこ所属なんだい。
思わぬ車両の登場に驚きです。
2本あるならもうちょっと面白いもので来てくれても...。贅沢は禁物です。
無理です。向かい側なら撮れてましたね。後悔。
と、割と「またかよ」という感じの2単撮影になりました。
"電車"を追っかけたのは割と久々だったり。
1900形の2単と言えば広電会館解体中だったあの時にも走っていました。懐かしいな。
電車の上に重機。見てておっかないですが、これも歴史の1ページ。 pic.twitter.com/DkbVy9a08i
— しゃんぷー (@shanpoo4101) 2018年8月8日
もしかして1914号、グランドスラム狙えるのでは...と。撤収。
帰りに車両故障の当該車両が試運転をしていました。この後宮島線内試運転をして営業運転に復帰しているようですね。早い。
もうちょっとゆっくりしていってもいいんだよ...(?)。
P.S.
この5009号のあと、秘かに狙っていた3104号こと5001号が検査を終えて荒手車庫に試運転回送されたらしいですがお家で寝ていました。惰眠、ダメ、ぜったい。
紅に消える。
月曜日。かなり早い時間帯に582号が走っていました。
言われてみれば路面電車にありがちな「おへそライト」の電車って広島だと少数派。
今年で96歳を迎える582号を冬らしい朝焼けと共に。
広島駅の高架化事業および新線の免許取得も相まって、関心はそちらのほうに集まりがち。
でも西広島界隈もなかなか変化に富んでいます。
もうすぐ広島に来て半世紀が経とうとしている582号。
変わりゆく街並みに、変わらない緑色を。いつまでも見れたらいいな。
(すべて2019/12/9 撮影)
P.S.
過去記事を眺めていると582号の車齢計算に誤りがあることが。
”神戸市電557号(1923年製造)→同592号→広島電鉄582号”
なので今年で96歳でした。書き換えておきます...。(2019/12/11)
そらはくもっていたけれど。
不躾ながら阪堺の161形が未履修だったので、岐阜の帰りに寄り道。
動いているか怪しかったのですが、しばらく待っていると最近ピンクの広告を纏った青雲164号がやってきました。ありがたい。
以前車庫内で161形の姿は拝むことができていました。でもやっぱり電車は動いてなんぼです。おおきな菱形パンタグラフに特徴的な上部テールライト。「ワンマンカー」以外の装飾が一切ない腰部。簡素なデザインながらも飽きがきません。かっこいい...。
↓ 数年前のお話です。
折り返し待ちに散歩がてら初めて住吉公園へ。園内の看板には未だに住吉公園電停が取り残されていました。気づけばもう何年も昔のことになってしまいますね。
あの時は確かテスト休みを利用して来阪した記憶があります。高校生でした。
”大阪に行く”
今でこそ大阪なんて中継地点でしかなくなってしまっていますが、当時の自分にとって大阪訪問は一大イベントだったように憶えています。夜行バスに乗って。
物理的な距離は変わっていないはずなのに、なぜか今ではとても近くに感じます。
「一度行ったことがある」。これだけで旅のわくわく感とかどきどき感は半減してしまう。そう思います。うれしいような、さびしいような。
そういえば阪堺線の恵美須町も場所をかえて改築されるようですね。ネットでしか見たことがない趣ある電停は、もっと早く来ておけばよかったと自責の念に駆られるには十分すぎる佇まいでした。そこに止まっていた164号も然り。
幸いなことに、大学生になってからほぼ全国の路面電車を訪ねることができました。
これからは「見たことない景色」よりも「過去の記憶」に囚われる旅をする機会が増えるんだろうな。失われた楽しさを、初めて訪ねた時のどきどきを、超えるものを見つける旅はできるのかな。
「記憶に残る景色に、逢いに行こう。」
過去の記憶を上書きできるような景色を、探しに行きたい。
なんてことを考えながら、大阪の街を一日うろうろしていました。
そらはくもっていたけれど、初めて出会った青雲は、心を晴れにしてくれた。
(すべて 2019/11/18 撮影)
雑記。京散歩(2019/11)
秋の京都をお散歩してきました。でんしゃすくなめです。
電車を撮るのが昔は好きでした。
今も好きなんですけど、最近は「電車が撮りたい!」じゃなくて「電車も撮りたい!」。
今使っているD3300は、実は店頭展示品でかなり格安で手にしたものでした。買ったとき店員さんに、展示品なのでもうすでにシャッターとかが劣化しているかもしれませんと言われたのも遠い昔。4桁のファイル番号も気が付けば6周目に突入しています。
そろそろ新しいカメラに触ってみたいなと思いつつ、北海道から鹿児島まで。寝台特急から洞窟の中にまで持ち込んだカメラには、どうしても愛着がわいて手放せないものです。でも点検と清掃には出してあげなきゃな。ファインダーが汚い。やだ。
京都鉄道博物館、京都水族館と梅小路公園にお散歩に行きました。貴船神社の紅葉ライトアップと、EF200-2のサヨナラ展示。目白押し。
貴船神社にはとても圧倒されました。数年前の記事できららには乗車していたのですが、貴船神社自体には行ったことがありませんでした。もっと早く行っておけばよかったな。とてもおすすめです。
鉄道博物館のほうは期間限定ラッピングを施された485系とEF200のさよなら展示が行われていました。行けてよかった。とてもいいタイミングで行けたなと思います。
そんななか帰り際に見つけてしまいました。「さようなら 七条・烏丸線」。少しデザインが異なる気がしますが、おそらく京都市電最後の日に掲示されていたものなのではないかなと。こいつのレプリカ作って1900形に...これはいつか実現したいな。
そんなこんなで、でんしゃ成分薄め(当社比)京散歩でした。
まだまだ行ってみたい場所はたくさんあるので、また秋の京都、行ってみたいな。
そう思います。
(2019/11/16,17 撮影)