あらしのまえに。
2020年9月某日。
中国地方に大型の台風が接近するとのことで、広島電鉄が異例の「予告運休」を行いました。
始発電車より全列車の運転を見合わせる。
青い会社の方ではよく聞く話でしたが、まさか広電電車が止まるだなんて。
普段は海に近い広島港と宮島口に夜間留置が設定されているのですが、台風による高潮被害を免れるためにこのような日は全車が車庫へ撤収してゆきます。
電車の影が一切見えない広島港、昔見たスパイ映画の秘密基地のよう。
そのまま車を飛ばして荒手車庫へ。
宮島口方面の最終電車が下った後、終電が終わった案内と同時に5008号がホームへ。
宮島留置の車両を全車荒手車庫に収容することができないため、例外措置としてホーム上での夜間留置が行われます。
あんまり夜間のホームをジロジロしていると不審者が過ぎる(元から)ので...パパっと...。
1編成も止まっていない宮島留置線。
路面電車の設備とは思えないほど広大で立派です。もうすぐ見納めなのかもしれないけど。