*がたごとdiary*

電車の写真をとってごちゃごちゃいってます。よろしくどうぞ。

その 消えゆく尾灯の光芒は



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熊本で5014号に出会った後、今度は黒崎までやってきました。
日付が変わって朝の黒崎駅、今も残る最後の西鉄型連接車を追います。

朝日が眩しかったです(^_^;)

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暫く待っていると見慣れた3枚窓の電車がやってきました。
筑豊鉄道最後の2000形、2003号です。右に並んでいる2002号が昨年度に離脱してからはこの1編成のみが毎朝走っているようです。

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前照灯や屋上装置が違うとはいえ、こちらは元福岡市内線の1300形1303号。
広電の3000形3007号のA,B車が1305号であったことを考えると、本当に3000形の姉妹車...生き別れといえるのかもしれないです。

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一駅ならいける(笑)ということで走って黒崎駅前へ。折り返し中の2003号を撮影できました。路面電車型の車両を使っているとはいえ、こちらは全線専用軌道なので気分は宮島線です。信号設備なども鉄道用でありながら、車内での運賃収受を行っているなど路面電車に似ている点も見受けられる不思議な路線です。というか宮島線です。

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もともと西鉄北九州市内線と直通運転をしていた影響で路面電車型の車両を使っていたようです。しかしながら西鉄の軌道線が廃止され、こちらだけ残った...というのが路面電車型車両を使っている理由みたいですね。

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近年になって新型のステップレス低床車、5000形が導入により置き換えが始まった2000形。今となっては残された朝の2往復のみが主な仕事場のようです。

黒崎駅で見送り、2往復目を狙います。


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穴生電停で下車。京阪みたいですね(笑)
路面電車タイプの電車が高架線を走っているのはなかなか壮観です。こちらの路線に新規導入されているのはリトルダンサーUa型の5000形。
5001号と5003号がピンク色。5002号がライトグリーンで今年度導入される5004号がライトブルー...ちょっと謎です。

リトルダンサーUaということで長崎の5000形、阪堺の1001形とおんなじ部類の電車です。いわれてみれば側面や前面に似ている面が多々感じられます。以前訪れた際はこの電車に乗ることが目当てでした(^_^;)

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しばし待っていると折り返してきました。車体裾が内側に丸められているところ、すべての扉が折り戸のままといったところで、広電の3000形よりも「西鉄感」を醸し出しています。

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穴生電停から直方方面へ歩きました。途中で記念塗装の3005号を撮影。
5000形の時といい、この外付け式HMはよく考えられてますよね...うらやましいです。

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車内も初めて乗ったとは思えないほど既視感にあふれていました。座席端の処理も3000形のそれと似ているので驚きです。
ただ渡り板の構造だけ江ノ電方式でした。広島以外であの構造はなかなかお目にかかれませんね...(^_^;)

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一方広島では見られない「日立製作所」の銘盤が車内にも貼り付けられていました。
昔は3000形にもついていたのかもしれないすね。

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先ほど乗っていたスジはすでに入庫スジだったので、途中の楠橋で終わり。楠橋の直方より渡り線を折り返して楠橋車庫に入庫します。
後ろに見えている高架線は驚きの山陽新幹線です。前はこの横にあった桜をメインに写真を撮っていたり...

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そして入庫していきました。

ある車両は熊本で復活。またある車両はミャンマーへ譲渡、そしてこの地では、その波乱万丈な車生に終止符が打たれようとしています。

先日発表された新型車両のデビューまで残り一週間。一時代を築いた西鉄1000形系統ももう数えるほどに数を減らしています。今回の弾丸旅行は、その車両たちの輝きを記録しておきたいな、というのがメインテーマでした。
最後の最後で駆け込み訪問みたいになってしまいましたが、この電車が走っていた最後の記録を収めることができてよかったかな...なんて思っています。

これで来年度以降も定期運用があれば笑い話ですね。また行きます(笑)


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後続の5000形で終点の筑豊直方駅まで。本来はここから先に延びて飯塚、博多まで線路が引かれる計画だったようです。
今ではここから直方駅方面への延伸が検討されているようですが、ぶっつりきれたここから先に線路が伸びる日は来るのでしょうか...?

以上です!