*がたごとdiary*

電車の写真をとってごちゃごちゃいってます。よろしくどうぞ。

ピンク電車



「あ!ピンク電車だ!!」

土曜日の放課後、自転車をこいでいると不意に耳に入ってくる声が気にかかります。

オリエントピーチにライトベネチアンレッドの帯、通称直通色。今、現役車両でこの塗装をまとっているのはかつて宮島直通のエースだった3000形のみ。

生まれ故郷である西鉄線から広電にやってきて早30年。今では平日朝の5号線のラッシュが主な働き場となっているこの車両。宮島に直通する役目はなくなってしまっても、市内線で多くのお客さんを運び続けています。

イメージ 2

2000形無き今、市内線でしか見ることのできないこの塗装のこの電車。普段よく電車を使われる方に「直通色」だなんて言っても通じないのでしょう。
しかしながら検査を受けて、ピカピカになったこの塗装は3000形にぴったりだと思います。今でも誇らしげな姿に感動します。重厚な駆動音も合わさってとても歴史をかんじさせられます。

イメージ 4

しかしながら新型車による淘汰が遂に始まったようで.... 昨年度には2編成が広島の地をさりました。残る5編成も今後淘汰の対象にされるかと思います。

イメージ 3

1993年刊行の雑誌に既に3000形は淘汰されるとの話が載っているというのに、20年以上経っても未だにバリバリ現役です。これまで走ってきた距離はとても長い距離になるんでしょうね。2連接車で誕生し、3連化され鉄道線で市内線でとその活躍を見せてきた3000形車両。気がつけば時代遅れな車両に....今後の動向に目が離せないです。

イメージ 1

しかし明るい話題も、今年度のダイヤ改正で引退した3005・3006号が新たにミャンマーの地で走り出すとのことです。新天地での活躍に大きな期待を寄せつつ...3000形は広電最大定員の大きな車体に多くのお客さんを乗せて走ってゆきます。環境対応やバリアフリー化など、世間からの路面電車に対する要望はますます高くなる一方です、ですがたまには吊り掛け駆動音を聞きながら、大きな車体にゆらゆら揺られながら流れゆく車窓を楽しんでみてはいかがですか?3000形で、温故知新で行こっ!

結論:土曜日なのに3000形が2編成も1号線で走っていました(一行です(笑))

以上です!駄文失礼しました(^_^;)