*がたごとdiary*

電車の写真をとってごちゃごちゃいってます。よろしくどうぞ。

宿題。

 

 

ひょんな機会に遭遇すること、ありますよね。

 

 

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朝日を浴びる。

2020年2月21日。半年以上前のとある朝のお話です。

新型車が続々と搬入され、今年はどの電車が居なくなるのかな...などと様々な憶測が飛んでいるころ。

 

恒例の3100形撮影を終え帰路につくとき、運良くツートンカラーの電車がやってきました。

 

嬉しいですね。好きなので。

 

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まぶしい。

 

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NE-50、力強く。

番号順に振っていった(であろうだけの)系統番号、それでも1号線って主役みたいでかっこいい。

 

冬の遅い朝日を浴びて、いつもの道を、がたごとと。

 

ちょっと欲が出ちゃったので折り返しも待つことにしました。

 

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通いなれた宇品の道を。

 

この写真を撮ったあと、運良く信号にかかってくれたので久々に乗ってみることに。

 

当然、朝ラッシュ終わりの入庫運用。乗客は自分だけ。

かつて宮島線で響かせていた、落ち着きのあるモーター音を独り占め。いい空間でした。

 

そのまま終点、広電本社前まで。

本社前電停カットも、有名になって久しいですね。

 

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最後の”千田入庫”。

 

そして、この数時間後。351号は長年所属していた千田車庫を後にし、江波車庫への旅路に着いたのでした。

 

乗ってた時は、これが最後の1号線運用(暫定)[*要出典]になるなんて。

宇品での最後の活躍を、奇しくも自分が見届ける羽目になってしまうとは。僅かながら思い出を共にした電車とのお別れは、案外呆気なかったな。

 

 

人はいつだって、いなくなってからこそ真剣に物事に向き合える。そういうもの。

 

失ったものは、いつも宿題を残していく。

帰ってこない日常に、想いを馳せた。そんな1日になりました。

 

 

思えばライトフル点灯に何故か信号を数段落としてもらっていたような...。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。届いてないと思うケド。

 

 

P.S.
でも結局この電車には、数ヶ月後にびしょぬれの戦いを強いられる訳なのですが...。それはまた別のお話。

 

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時速300km/hとの邂逅。

 

この記事が読まれている時にも、351号という電車が元気に活躍していることを祈る。(ちょっとイタい)