生存報告【2019/11】-914号廃車回送を追って-
”ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。”
鴨長明の方丈記の書き出しです。好きなんですよね、このフレーズ。
この続きの文章も私的にはとても好きです。
”淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。”
さてブログを放置しっぱなしにして早2年が経とうとしています。もう正直ブログいいかなぁ(移行に際し訪問者数がリセットされたのも含め)と思っていたのですが、過去の写真とかを自分で振り返る時にはとても重宝するんですよね、ブログって。
思えばここ数年でずいぶんと広電の顔ぶれも大きく変わったように思えます。最後にまともに更新したときには元気だった車両、さらには管轄車庫も大違い。「世の中にある人とすみかと、そして電車も、またかくのごとし。」自分の今まで知っていた広電がどれだけ一時的なものだったのかと、とても思い知らされています。
と言いつつ11月はあまり広島にいませんでした。お友達と弾丸四国一周旅行と岐阜・京都・大阪遠征に行っていたので(こちらも後日記事にするかもしれません)、正味広島の電車を追いかけていたのは1日だけでした。高校生の時はインフルだろうが何だろうが撮りに行っていた広電の電車、Twitterのつよつよなオタクの皆様に触発されて遠征を繰り返す今日この頃です。懐が痛い。
その数少ない日取りの中で偶然914号の(おそらく)廃車回送に立ち会うことができました。900形の宮島線回送はなんだかんだ904、905号以来だったりすることに驚きです。
こうしていざいなくなってみると寂しいものです。正直900形が離脱し始めた当初は900形かぁ程度にしか思っていなかったのですが、あれよあれよと残り2両体制に。
以前は900形なんて白島線に行けばわんさか見れていたはずなのに、1900形の千田移管が盛んになってからは900形2両体制で「はずれだなぁ」と思った日もありました。
振り返るとあの時もっと撮っておけばな、と思うことだらけです。今年ももう新しい車両の足音が聞こえてくる季節になりましたが、一方で...ということを考えるとあまり喜べないなぁというのが最近の感覚です。昔は新車だいすきマンだったんですけどね。
そんなこんなで11月の生存報告でした。広電に関してはほんとにこれしか撮っていないので何とも....改まった文章を書こうと思ったのですが、結局あまり普段と変わらない感じになってしまいますね。文章力、ほしいなぁ...。
(914号に限ってはすべて2019/11/9,10撮影)
P.S.
Twitterのツイートを張り付けられるエモい機能を使いたかったのにそもそもツイートすらしていないので張り付けられませんでした!かなしい!!