*がたごとdiary*

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広島電鉄570形582号



・orihika4101の広島電鉄全車図鑑

イメージ 7570形582号

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的場町にて

☆沿革
570形の元となる神戸市電500形は、最後まで残っていた車体更新車18両(571~580・583~587・590~592)のうち、事故廃車された583号を除く17両が広島電鉄に譲渡されました。これらの車輌は、市電全廃の翌日より、数両ずつ広島に輸送され、殆ど改造されず、若干の整備の上入線します。なお、欠番を埋めるために590~592が改番され、車番が571~587に整理されました。

大阪市電の750形と共に13m級大型車として重用されたようです。前面方向幕の大型化改造など受けた後、3両が冷房化改造されたのですが、元々車齢が高かった事から、残りの14両は改造されることなく、順次廃車されてゆきました。このうち578はサンフランシスコ市に寄贈され、トロリーポールを装備のうえ市街中心部のマーケットストリートから、港湾地区の観光地フィッシャーマンズワーフに至る“F-Line”で動態保存されているようです。

冷房改造された車両は、587が2003年、584が2006年に廃車され、現在は582が残るのみとなってしまいました。本車は1924年製の元神戸市電J車であり、700形への改造が当初計画通り進行していれば、本来は台車等を残して新造後十数年で姿を消す運命にあった車両なのですが、改造を繰り返しているとはいえその車齢は80年以上に及ぶものとなっています。書類上は大幅改造のため1950年代新造扱いとされているものの、車体の鋼体そのものは営業用で日本最古とされる阪堺電気軌道161形電車よりも古のです。さらに、冷房改造まで実施されており、現役最古の鉄道における冷房車両でもあります。


☆基本データ
車両定員・・・88人
 車体長・・・13,410mm
 車体幅・・・2,375mm
 車体高・・・3,762mm
車両質量・・・15.54t 
主電動機出力・・・45kw×2
駆動装置・・・吊り掛け式
  車体・・・半鋼製

          
    ウィキペディアより引用)

☆内装
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車内はオールロングシートで構成されています。

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車内の随所に元神戸市電の面影を見ることができます。他の車両と比べると少し地面から車内までの高さがほかの車両より高いようにも思えます。

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現存2両(保存車除く)となってしまった神戸市電からの移籍プレートも誇らしげです。

☆運用
所属:千田車庫
運用系統:ラッシュ時の1,3,5号線(希に7,8号線にも顔を出すようです)
選挙期間には選挙電車として日中にも運用に出ていることがあります

☆写真館
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選挙告示期間には派手やかな装飾を施して選挙電車として市内を走り回ります。いつもとは大違いですね。