吸い込まれそうな青空と 【2019 北海道⑩】
札幌へ向けての長い旅もいよいよラストスパート!と言いつつ普通列車で目指す札幌は半日仕事でした。遠い。
かつて車両航送を行っていた名残からか、湾曲しているホームが独特な函館駅。
さすがは北の大地、待っていたのは見慣れているはずのキハ40。そして真夏でも冷房なし。そっか、これが北海道なのか...。
天井でぐるぐるまわる扇風機を眺めていると、列車は動き出しました。
思っていたほど高い乗車率、さらにきつきつシートピッチ。気温以上に暑苦しさを感じる車内。
窓から流れ込んでくる北海道の涼しい夏の空気。照り付ける太陽、流れる車窓。
床下から響くエンジン音に排気の匂い...。
近い将来3セク化されそうな雰囲気漂う函館本線ですが、この区間はとても好きになりました。また来たい。絶対。
函館から2両でやってきたこの列車は森駅で切り離し。
ここから終点の長万部までは1両でトコトコ向かいます。
スーパー北斗。颯爽と去っていきました...。
森駅名物の「いかめし」も無事購入。車内で食べると尚おいしく。うまかった。
長万部で乗り換え。ここからは苫小牧周りの室蘭本線ルートを辿りました。
そしてそのまま札幌を通過し、小樽までやってきました。
カメラのバッテリーがお亡くなりになられたので写真が少ない。悲しい。
721系はかわいい顔してますよね。沿線撮りとかもしてみたい被写体です。
広島から約1,800km。4日かけて小樽まで。
長距離の旅程を終えると、それでも鉄路はつながってるんだなとひしひしと感じます。
レール柱に光るガス灯に見立てた電球を眺めながら、出会えた景色を回想しつつ。
札幌市内へ向けて折り返しました。
P.S
そういえばUシート付の車の普通運用ならコンセントついてるのでは???と思いカメラの充電の準備までしていたのですが、そもそも同じ721系でもちゃんと運用分けられているようですね。知りませんでした。